自虐的な人の心理

ネガティブ思考の人、周りに自虐的な印象を与える人は、自分に対する評価が低く、それは、恋愛においても、素敵な相手が現われたときにも、自分なんて・・・という発想から、せっかくの機会を逃してしまう可能性が高くなります。

さて、そんなタイプの人の特徴を見てみましょう。

強い自己否定

深層心理の分野で言われることで、自己否定をする要因というのは、生まれてから3歳くらいまでの間と、それから8歳くらいまでの間につくられる、という説があるそうです。

これは、幼いときの経験が、無意識的に思考に組み込まれてしまうという状態で、大人になってもそれが影響してしまう、というもので、思い込みみたいなものです。

こういう思い込みは、自己否定感を強くしてしまったり、自分を好きになることができなくなる、という問題を生んでしまう傾向にあります。

これを解決するには、その思い込みが作られた原因を探る必要があると言われています。

「そういうことがあって、だから自分こういう考え方をするんだな…」と納得すると、改善できると言われています。

失敗を恐れる

自虐的なタイプの人は、自己主張することや人前に立つことを嫌う傾向があり、それは、失敗したくないという、失敗に対する恐怖心の表れと言えるでしょう。

また、自虐的な人でも、プライドが高いタイプの人もいます。

プライドが高いということは、完璧主義とも言えるので、失敗は許されないという考えから、「この案件はきっとうまくいかないだろう」というふうに言って回り、その通りにうまく行かなかったときに、「ほらね、言った通りでしょう?」と、初めから自分は結果が分かっていたという振る舞いをします。

自分のプライドを守るために、失敗したときの言い訳を先に準備しておくわけです。

依存的

自虐的な人は、自分にはうまくできない、という発想のため、言い換えるとそれは、誰かにヘルプしてもらえればいろいろとできるかもしれない、ということになるので、依存的である傾向があります。

恋愛においても、自虐的な人は、それによって相手にかまってほしい、というアピールであると言えます。

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自虐的な言動というのは、自分に対して否定的であるわけですが、それによって、まわりに良い印象を持ってもらえないだけでなく、ネガティブな空気を伝染させてしまうことにもなりかねません。

それ以前に、印象が良くないと、好意を持った相手が現われても、気持ちを向けてもらうことが難しくなります。

恋愛でのいちばん大切な一歩は、相手に好印象を持ってもらうことなので、自虐的な言動は、出来るだけ控えるよう心掛けたいところです。