自己顕示欲をコントロールする

自己顕示欲は、スポーツや芸術などの場面など、良い方向に向けられるといいのですが、普段の社会生活において、人間関係、恋愛関係では、好ましくない影響をおよぼす場合があります。

あまり望まれない状況で、むくむくと生じてくる自己顕示欲は、どうやってコントロールすればいいのでしょうか。

いちばん効果的なのは、自分のことを自分でほめる、という方法があります。

自己顕示欲があること自体が悪いことではなく、自然なこととも言えるので、とにかく我慢するんだ!というやり方はいろいろと歪を生んでしまいかねません。

自己顕示欲が強く出てしまう人は、深層心理的に見ると、実は、自分に自信がないことが要因であったりして、人に褒めてもらわないと安心できない、ということもあるのです。

なので、人に褒めてもらう前に、ありのままの自分を認めてあげる、そして、良いところを褒めてあげる、ということは大切なことなのです。

自分でほめるだけで、うまく欲求をコントロールし切れればいいのですが、不満が残る場合は、彼氏、彼女に褒めてもらうのもひとつの方法かもしれません。

自分のことをそのまま素直に認めてくれているパートナーであれば、安心でき、自分に自信を持てるようになるかもしれません。

ただ、いずれにしても、ありのままの自分を認めてくれるようなパートナーと出会うためにも、自分の自己顕示欲が、悪い方向に働きそうになったら、うまくコントロールできるように努めたいところです。