過剰同調性の症状として見られる傾向
なんだか自分は過剰同調性の傾向があるのかもしれない・・・と思った方、実際にどの程度その傾向があるのか、以下に簡単なチェック項目を挙げてみましょう。
恋愛に限らず、通常の社会生活、対人関係について、自分の感覚を思い出しながら、当てはまるもの、当てはまらないものをチェックしてみるとよいでしょう。
◆その場の空気を過剰に読んでしまう
自己承認欲求はほとんどなく、いちばんに「自分が邪魔な存在、不快を与える存在でありたくない」という思いがあり、そのため、その場の状況、空気を把握しようとします。恋愛の場面では、空気を読むのはより難しくなりがちで、なかなかアプローチできなかったりします。
◆相手の機嫌が気になって仕方がない
常に相手の機嫌が気になっており、アンテナを張っていて、些細な変化に対して敏感です。また、自分の言ったことに対して相手が少しでも首をかしげるような雰囲気を見せると、「いま言ったことは良くなかったかも…」と必要以上に気にします。また、メールやLINEの返事がないことでもとても不安になったりします。
◆常に相手や周りに合わせる
自分に自信が持てず、そのためその場の雰囲気に合わせたり、空気を壊さないことで安心感を得ようとします。自己主張は苦手で、無理してでも相手や周りに合わせる傾向があり、自分でも気づかないうちに人間関係の疲れが蓄積されていってしまいます。
◆好ましくないことが生じると自分が悪いと思う
自信を持てないこととも関連しますが、過剰同調性には、自己肯定の感覚が乏しく、自己評価も低いという特徴があるため、何か悪いことが起こったときには、すぐに自分に原因があるのではないか、と考えてしまいます。
また、子どものこと優等生だった人でも、優等生を演じなければいけないような気持ちになり、人に甘えられない、わがままが言えない、また、あることが出来ないという自分を許せない、などといった心情に陥るケースもあります。
◆人から嫌われることを恐れる
他者に嫌われることを極端に恐れる傾向があります。なので、自分が主張したことに合わせて、誰かが嫌な思いをするのであれば、自分が人に合わせる方がいい、という思考で行動します。
・ ・ ・ ・ ・
かつて、新垣結衣さんが主演していた「獣になれない私たち」というドラマがありましたが、空気を読み過ぎる、気をつかい過ぎる人が疲れ切ってしまったところから脱出する、というテーマが取り上げられている作品も少なくありませんが、とても共感を集めているようです。
上記の項目も、みなさん多少の心当たる項目が出てきたかもしれません。
>>> 過剰同調性の兆候を克服したい