相手に好意を引き寄せる方法、ちょっと意識してみるだけで、少しずつ状況が変わってくることを実感できるのではないでしょうか。是非試してみてください。
「ミラーリング効果」を意識する
人は、自分に似た雰囲気、動作、仕草をする人を見ると、好感を持ちやすくなる傾向があります。
心理学用語でいう「ミラーリング効果」です。
考え過ぎると難しいかもしれませんが、たとえば、ごく簡単な動作でいいのです。
相手が飲み物を飲んだら自分の飲んでみる、相手が髪の毛を触ったら自分も触っている・・・といったようなこと。
ただ、皆さん想像がつくとは思いますが、これみよがしに、本当の鏡に映ったみたいに、同じ動作を真似していると、相手を不快にさせてしまうので、気をつけないといけません。
それを、面白く「ミラーリング効果で好意を持ってもらいたくて・・・」なんて話が出来る雰囲気なら、ぐっとお近づきになれるのかもしれませんが・・・。
これは、何人かのグルーブでいるときにも効果がある場合があります。
ちょっと離れた席にいても、好感を持って欲しいなと思っている人の動作、仕草を真似てみる、ということです。
くれぐれも、さりげない頻度で自然にすることがポイントですね。
簡単な頼み事をしてみる
社会心理学の用語に「認知的不協和」というものがあります。
これは、人が自分の中で、矛盾を抱えたときに感じる不快感、のことを粟原しています。
人は、この状態を解消するために、自分の行動や態度を変えていこうとする、という考え方です。
たとえば、自分はその人のことが気になっているんだけど、相手には、それほど好意を持ってもらえていない場合でも、ほんのちょっとした頼み事をしてみます。
ごめん、ちょっとペン貸してもらえない?
前に言ってたあのお店ってなんて名前だっけ?
など、相手に負担をかけない、些細な頼み事がいいでしょう。
これは、意識していない人の意識に、自分が入り込むことに繋がる場合があります。
そして、それほど好意を持っていなかったのに、頼まれ事をしてあげているうちに、別に好きだと思っていなかったけど、結構親切にしてあげている自分に気づいて、実は、好きなんじゃないか、と心理的な変化が起こり得るのです。
自分の行動と感情に、一貫性を持たせようとする働きです。
これも、くれぐれも、頼み事が多すぎたり、難題だったりすると、逆効果になる場合があるので要注意です。
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