”シンパシーを感じる人” というのはどういうときに、使うフレーズなのでしょうか。
「シンパシーを感じる」と、相手に話すことは、同じ感情、同じ気持ちであることを伝えることにもなるので、相手との距離が縮まる可能性のあることと言えます。
具体的に、どんなときに「シンパシーを感じる」と伝えるのに適切なシチュエーションなのか紹介してみましょう。
当の相手に共感したとき
例えば、ドラマや映画を見たときに、登場人物の境遇が、自分のことのように感じたときには、シンパシーを感じた、と言っておかしくないでしょう。ヒューマンドラマなどでは、日常を描いた作品も数多くありますが、育った環境であったり、ある出来事に対する登場人物の応対など、他人事とは思えないシーンを見ることがあるかもしれません。「なんだか、あの道場人物にはシンパシーを感じたなぁ…」というような使い方はできます。
また、飲み会などで、初めてちゃんと話をした相手のことで、共通の趣味があることが分かったり、育ってきた環境が似ていたりしたら「共通項が多くて、シンパシーを感じたよ」という言い方もできますね。
意気投合したとき
ある人と話をしていて、考え方や思いを聞いているうちに「それ分かる~!」というときがあると思いますが、そんなときにも「あ~シンパシー感じる~」と表現することもできます。それを言われた側としては、自分の気持ちに共感してくれる相手だというふうに感じることでしょう。ビジネスのシーンでも、同僚や上司などが提案したことなどに、同じ考え、思想を持った場合は、シンパシーを持ったという言い方もできます。
ジョンに共鳴したときなどにも「社長のビジョンに感動し、シンパシーを持った」のように使えます。
人に同情したとき
直接話をしている相手ではなくても、なにか困難な状況に陥った人や、問題を抱えている人に対して、同情したり哀れんだりしたときも、シンパシーを持つ、ということがあります。いまの彼(彼女)の状況を想像すると、シンパシーを感じてしまう…といった言い方ができるでしょう。ある人の辛い思いをおもんばかると、こちらも辛くなる、というときにも、シンパシーを感じている、ということはできるでしょう。ただ、落ち込んでいる相手に対して、シンパシーを感じる、という使い方はあまりしないので控えた方がいいでしょう。