相手から好意を持たれるのにも、ちょっとしたテクニックがあったりするものです。
テクニックにこだわり過ぎると、人間的な深い関係を築くのに問題を抱えてしまう可能性もありますが、これから出会う、これから関係を作っていく、というときには、相手の気持ちを引き寄せる必要があります。
そんなとき、どういうことを意識したらいいのでしょうか。
直接的に「好き」と言わずに好意を持っていることを印象づける
心理学に「返報性の原理」というものがあります。
これは、人が何かをもらったときに、お返しをしようという意識が働く、というものです。
好意についても同じ考え方ができ、「好意の返報性」も成り立つ場合が多くあります。
相手に対して、好意を持っていることを自然にアピールしながら、相手にとって気になる存在となれるように、少しずつアプローチしていきましょう。
ドキドキする体験を一緒に共有する
「吊り橋効果」と言われる心理効果があります。
それは、不安なこと、怖いことなど、ドキドキすることを共有した男女の関係は、恋に発展しやすいという現象があります。
まだ、会って間もない2人が、恐怖体験や不安な状況に身を置くような状況は、なかなかないかもしれません。
ですが、たとえば、一緒に遊園地などで、ジェットコースターに乗ってみるとか、ホラー映画を観たり、ということでも、ドキドキ感を共有することが可能です。
「吊り橋効果」を活かすには、心拍数が上がった状態を共有する、という言い方もできるでしょう。
これによって、お互いに意識し合うようになる可能性が高まります。
コミュニケーションの頻度を上げる
相手との関係をより濃く、深いものにしたいときには、コミュニケーションの時間を多くとることが大切だということは、理解しやすいと思います。
ですが、その方法として、会っている1回の時間を長くとるよりは、短い時間で、頻度を増やす方がその効果が高いと言われています。
不思議と、会っている時間は、短い方が好意を持ちやすい、という傾向があるのです。
心理学でいうところの「ザイアンスの単純接触効果」「熟知性の原則」と言えます。
注意したいのは、コミュニケーションの回数を増やすと言っても、愚痴や自慢話をしてしまうのは避けましょう・・・
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