前回の記事で、シンパシー”sympathy”というのはどういう意味なのかというのを紹介しました。
聞いたことがあるかもしれませんが、似た言葉に、エンパシー”empathy”という単語があります。
言葉の響きが似ているのですが、どちらも共感という意味を持っているのですが、エンパシーの日本語訳としては、共感、感情移入、といったものがあてられます。
どちらも、共感、ということなんですが、どういう違いがあるのでしょう。
シンパシー”sympathy” と エンパシー”empathy”
シンパシー”sympathy” には、相手と感情を共有する、相手の立場を思いやって共感する、自然と相手に同情する気持ちが湧いてくる、というようなニュアンスがあるようです。
一方、エンパシー”empathy” の方は、相手と同じ気持ちになるわけではなく、別の気持ちでありつつも、相手の心情をくみとる、相手の立場ならどういう感情かを想像する、といったニュアンスがある、と考えられるようです。
ざっくり表現すれば、シンパシー”sympathy” は自然と相手と同じ気持ちになる、エンパシー”empathy”は、相手に共感しようとすること、と言ってもいいかもしれません。
どちらが良い悪いという言葉ではありませんが、シンパシー”sympathy” と エンパシー”empathy”というのは、人間関係においては、いずれも大切なもので、良い影響を与えるものと考えられます。
人それぞれ、十人十色、千差万別という言葉もあるくらいですから、何らかの出来事に対する、感じ方、考え方は人によって違うでしょうけれども、この、シンパシー”sympathy”、エンパシー”empathy”というものが、人との付き合いの中で大切な役割を担いそうなことは、創造に難くないですよね。
ビジネスのシーンでも、よく取り上げられる言葉ですが、根本的な人同士の関係性においては、重要なエッセンスを表す言葉だと言えるでしょう。
男女の恋愛関係においても、その大もとは、人間関係なわけですから、シンパシー”sympathy” と エンパシー”empathy”というアプローチも大切になってきそうですよね。