昨今、結婚している人の割合、婚姻率の低下傾向が言われています。生き方の多様化する中、いろいろな要因があるでしょうけれど、いま一度、結婚とは何なのかということを考えてみるのもいいかもしれません。ここでは、結婚することのメリットと言えそうなことを考えてみましょう。
好きな人と家庭が持てる
結婚と聞いていちばんに思いつくのは、好きな人と家庭を築けるということではないでしょうか。籍を入れて社会的に法的に家族になるわけで、対外的にも結ばれるということになります。恋人関係のときは、別れを心配したり、会えずに寂しいということもあるかもしれませんが、家族となるとそうした気持ちからは少なからず開放されるでしょう。好きなパートナーと安定した関係性を持ちたいと願うのであれば、結婚というのは意義のあることと言えそうです。
お互いを補い合うことができる
生活を共にすることになるケースがほとんどでしょうから、例えば、それぞれ得意なこと、苦手なことを分担して補い合うことができれば、快適な生活をおくることができそうです。助け合うことができれば、日常のストレスを軽減していけるということも結婚のメリットのひとつと言えるでしょう。
子供を望める
子どもが欲しいと思ったら、結婚している方が何かとスムースにことが進むのは確かでしょう。シングルファーザー、シングルマザーで子育てをするという選択肢もありますが、経済的にも時間的にもデメリットが多くなることは疑いの余地はないでしょう。子どもをつくること、そして育てていくことを考えると、結婚していることの意味は大きいのではないでしょうか。
経済的な安定を得られる
双方の経済観念にもよるところはもちろんありますが、独りで生活するよりも、パートナーと暮らすことで、一人当たりの水道光熱費などの生活費が下がるのが通常です。また、共働きであれば、収支の比率はよりメリットが大きいものになるでしょう。
親を安心させることができる
現代でも、息子、娘が独身であると将来が心配だという親は多いのではないでしょうか。今後、世代的な考え方の違いは出てくるかもしれませんが、パートナーがいても結婚していない状態というのは、両親を心配させてしまうということは言えるでしょう。親からすると、自分がいなくなっても結婚していれば大丈夫、という安心感を与えることができるのは、結婚のメリットのひとつと言えるのではないでしょうか。
老後の不安が軽減する
誰しも年齢を重ねていきますが、結婚していることで不安が軽減できるというのもメリットのひとつでしょう。昨今、いろいろな老後のサービスがありそれらを活用することもひとつの方法ですが、それでも、家族としてのパートナーがいることは精神的な負担においてもメリットのあることと言えるでしょう。
結婚することが正しいこととは言えませんし、まさにこれは個人の自由です。とはいえ、実生活においてのメリットも多くあることも事実です。自分にとっての結婚とは何なのか、結婚に求めているのか、ということを考えてみるのも大事なことかもしれませんね。