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「三大欲求」には別の説がある!

人の三大欲求とされている、食欲、睡眠欲、性欲ですが、これらはすべて、生きていくこと、生存していくことに必要な生理的欲求ですが、この3つの組み合わせ以外とする説もあるようです。どのような説があるのか紹介してみましょう。

食欲、性欲、集団欲
この組み合わせでは、睡眠欲が除かれて、集団欲というものが入ってきていますね。睡眠欲というのは、どうしたって誰しも必ず眠ってしまうということで、コントロールできるものではありません。それゆえに、三大欲求からは除外して追加されているのが、集団欲というものです。人は一人では生きていけない、人は群れる生き物である、というようなフレーズもしばしば聞くことがありますが、人には何らかのコミュニティに属していたい、人と関係性を持ちたい、という欲求があるということから来ているようです。人は、完全に孤立して生きていくことはできない生き物で、たとえば、家族であったり、友人であったり、あるいは、学校、会社などの組織に属していたい、という感覚を持っているものだという説です。アメリカの心理学者、アブラハム・マズローが提唱した、人間の欲求の段階を、生理的欲求、安全の欲求、社会的欲求、承認欲求、自己実現の欲求の5段階に分けた”マズローの5段階欲求説”にもある、社会的欲求にあたるものと言えそうです。社会的欲求は5段階欲求の3つ目にあたりますが、生理的欲求、安全の欲求の物質的な欲求が満足された次の段階として現れるとするもので、人というのは、大小に関わらず何らかの集団に属していたいという感情を持つものであるとしています。社会的欲求は、その次の段階の、承認欲求、自己実現欲求に向けての原動力となる欲求と言えるでしょう。

食欲・睡眠欲・排泄欲
こちらは、一般的に言われる三大欲求から、性欲の代わりに、排泄欲を入れたものです。個人が自身を生かすために欠くべからざる欲求という視点での組み合わせと言えそうです。食欲、睡眠欲は、満たされなければ生命の危機に至ることは疑う余地のないもので、排泄欲にも同様のことが言えます。ここで省かれた性欲や、前述の社会的欲求である集団欲というのは、生命そのものを危機に追いやる直接的な要因にはなり得ない、というところが来ているのでしょう。食欲、睡眠欲、排泄欲はいずれも、個の命を継続するためには明らかに欠かせないものなので、この組み合わせを三大読級とする説があっても不思議ではないのではないでしょうか。